うららか絵本のブログ

絵本と文庫とたまに雑学

【23】すなはまのバレリーナ

2023/7/6

生き方を考えさせる絵本

「すなはまのバレリーナ

 

文 川島京子 絵 ささめやゆき 制作協力 牧阿佐美
発行所 のら書店

 

子供の習い事でよく耳にする「クラシックバレエ」を

日本に伝えたロシア人バレリーナエリアナ・パヴロバと

バレリーナたちのお話。

 

ロシア革命によって、ふるさとを追われる身となった

バレリーナエリアナ・パヴロバ」は、たどり着いた日本で

バレエ学校を開きます。

 

彼女のバレエ学校はその後の日本のバレエ史を支えていく

バレリーナたちが多く巣立っていくことになります。

 

最近、男女問わず子供の習い事の上位に「クラシックバレエ」が

入りますよね。

 

もしかしたらそのお教室の先生は、エリアナ・パヴロバ先生の

お弟子さんの教え子の教え子かもしれません。

 

日本でバレエを教えるという生き方を決心され

革命と戦争に翻弄されながらも生き抜いた人生。

 

この絵本の中で一番心に残った言葉は

「どこへいっても、なにももっていなくても

身につけたおどりが一生の財産よ」。

 

一生続けること、続けたいことを見つけるのは

たやすくはないけれど、子供たちには

いつか見つけてほしいなとは親としては願います。

 

そして親である私自身も、今やりたい好きなことを

できる限り続けていきたいそう願います。

 

そういったこと考えさせられる絵本ですね。

今日もまた素敵な絵本に出会うことができました。

 

それでは、また。