うららか絵本のブログ

絵本と文庫とたまに雑学

【12】雪窓

2023/1/26

 

おでん屋台「雪窓」を中心に紡がれる

あたたかくて、ちょっと小気味よく、そして切ないお話

「雪窓」

 

作 安房直子 絵 山本孝 発行所 偕成社

おでんの屋台、行ったことありますか?

うららかは北国出身だからか、おでんの屋台とは縁が薄く

行ったことがありません。

でもこのお話を読むと、おでんの屋台にとても行きたくなります。

 

お話についてですが、序盤から出てくるたぬきが

とてもよい味を出しているのです。

 

最初はたぬきに化かされるとか、そっち方面を想像して

読み進めたのですが、うーん、そうきたかという感じ。

 

少し文字数が多いので、小学校低学年であれば

読み聞かせしてあげるとよいと思います。

 

そして、絵がよいのです。

場面場面に余韻を残しながら描かれていて

心に染みるんですよね。

 

終盤は少しシリアスに話は進んでいき

子供を持つ親としては少し苦しくなります。

 

おやじさんの笑顔の裏にどれほどの思いがあったのか

私には想像もつきません。

 

 

さて、寒いですし、週末はおでんを煮込もうかな。

「三角のぷるぷるってしたやつ」も沢山いれよう。

 

こどもとの時間も大事にしよう。

毎日近くにいれる幸せを忘れないように過ごしたい。

 

それでは、また